目標の設定、そして達成のために

ドクターマイルストーンの4つのプログラムは、

(1) マネジメント知識を得るためのきっかけづくり、(2) ケーススタディ、(3) 現場における経験提供、(4) 開業・起業・海外進出等支援です。

これらについて説明をします。

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プログラムの進め方

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マネジメントの基礎知識を学ぶ

マネジメントレクチャーはMBAを取得するための大学院やマネジメントスクールではありません。実務で役立つマネジメントの基礎、もっといえば、きっかけを学ぶ機会を提供します。なので、網羅的ではないし、学問を深く学習するものでもありません。

医師は医療機関でリーダーとなるにもかかわらず、医学部でマネジメントの講座はなく、また、病院に勤務するなかで、マネジメントを学ぶ機会を提供してくれる組織は多くはありません。

少なくともマーケティングや戦略、会計や財務、HRMや行動管理などについての実務的に役立つ知識や、フレームワークについて学び、興味があれば深堀や連関する知識を得るために専門的に学習すればよい、というスタンスでレクチャーを行います。

マネジメントは必要と感じて奮起してMBAの講座をとり、あまりにも学際的すぎて実務にどう役立つか理解できず、挫折したり意味を感じられないで挫折した医師を多く知っています。 なので病院においてこれは必要だろうと思われるアイテムとコンテンツに絞りレクチャーを行うことにしています。

医療現場で起こるケーススタディ

マネジメントのきっかけを学習しつつケーススタディを行います。こうした経緯でこの病院はこうなった、このクリニックはこうなった、このようなことをこう乗り越えてきた、というケースについて、医師や周辺にいる事務方から知識を得て疑似体験とします。

もちろん、マネジメントのきっかけを学習するなかで、自院においてそんなことがあったのはこういう理由かということが理解できることはあると思いますが、ケーススタディにおいて他の事例研究を行うことも、自身のリーダーとしての役割を果たすために必要な事項であると考えています。

自分の進む道の選択肢を広げる

マネジメントレクチャーによりマネジメント学習へのきっかけをつくり、ケーススタディによりさまざまな組織運営の課題や問題解決の方法を理解します。そのうえでさまざまな診療活動や企業活動について講習による知識を得て、場合によれば興味のある診療や仕事に関与し勤務してみることで自分の進む選択肢を広げていきます。最終的には、これでいこうという目標を決めその達成に向けて活動します。まずは選択肢を広げるためのフェーズをクリアすることが有効です。

経験できることは何でも経験する

運営サイドの医師やパートナーは様々な診療や事業を行っています。彼らのクリニックや会社で実際にどのような診療や事業を行っているのかを経験することができます。短期間の研修を受けることでも理解はできますが、場合によってはアルバイトやパートでも非常勤医でも、仕事として彼らのつくってきた仕組みやナレッジを垣間見ることができます。もちろん講習は定期的に開催するので参加可能ですがすぐ働いてみたいという希望にはすぐそえないかもしれません。
アプライすることによりタイミングを合わせて勤務することができます。ただ、講習を受けることにより、当該医師が行ってきた活動について概括的に理解できるので会員にとってはとてもよい機会になると思います。運営サイドの医師や企業家やパートナードクターの数が増えれば増えるだけ、自身の目標設定に役立つ機会が増えるよう活動していきたいと考えています。

医師が選択した目標達成支援

勤務医として組織で活躍したい、開業したい、一般の企業で働いてみたい、起業したい、海外に行きたいといった医師の目標に合わせ、目標達成の支援を行います。

目標の達成に医師それぞれが思いを信念を以て果敢に挑戦していくことを前提として、目標を決めた医師に伴走し当該医師が目標達成できるよう支援します。支援の方法は多様であり、ケースバイケースです。勤務医の会員には日常のマネジメント上の問題や課題解決のためのアドバイザリーを行うこともありますし、勤務先のコンサルティングに入ることもあります。開業の全面的支援や開業後のサポート、一般企業への就職斡旋や海外勤務への橋渡しやドクターマイルストーンの関連海外医療機関での勤務機会創出など、その時点での目標達成に必要な支援をできるだけハンズインで行えるよう取り組んでいきます。