勤務医として組織マネジメントを行う
勤務医の一つとして、いまの病院で、あるいは自分の志向に合った病院で組織マネジメントを行いながら、自分の医師としての使命を果たすことがあります。時代は急性期から回復期、慢性期の病院に機能分化され、地域包括ケアシステムのなかでの在宅医療をも含めての連携が求められています。医師としてどの領域で医療を目指すのかの方向を決め、そこからスタートする目標設定があります。前述したように医師は医療現場においては常にリーダーであり、職位に関わらず関係するスタッフと連携し、日々の目標をクリアーしていかなければなりません。現場で問題や課題にぶつかったとき、マネジメントによりそれらを乗り越えることが多くあります。ドクターマイルストーンから理解したことを実践し、またきっかけとして得た知識を活用していくことで、自ら設定した目標を一つ一つ達成していくことが出来ます。途中で悩んだときには会員としていつでも本部に相談してもらうことが可能です。決めた目標を達成していくときに、ドクターマイルストーンはいつもそばにいる存在になっていきます。
開業し成長し続ける
多くの医師が開業します。しかし開業の前に物理的な開業を行うだけではなくマネジメントを理解して開業することが有効です。多くの開業に関わる業者は、地域医療圏の分析を行い開業に必要な場をつくり設備投資を誘導して開業までを支援します。しかし、開業したあとも多くのケースの場合支援をしないことが一般的です。本来は、開業してからの地域医療やプライマリケアが重要であり戦略の見直しや戦術の検討など、日々環境が変わるなかで進む方向を決め修正しながら活動を行う必要がありますが、その要求に応えてくれないことが多くあります。ドクターマイルストーンでは、開業したのちも本部が支援活動を行うことができます。
何かあれば相談する身近な存在としてドクターマイルストーンは役に立てると考えています。
一般の企業で活躍する
医師は研究機関や製薬関係だけではなく、医療系ビジネスを行うあらゆる企業で働いています。それぞれの企業のパーパスやミッションに興味があったり、ベクトルが一致しているのであれば、一般の企業で活躍することも目標になります。当該企業の顧客が医師であることも多く、また医療の知識を求めていることがあれば広く医師としての役割を果たすことができます。コンサルティングや医療系ファンド、さらには法律事務所でも医師の活躍する場は多くあります。そうした方向に進むことを選択肢に入れるときにも、ドクターマイルストーンはニーズに応える環境をつくっていきたいと考えています。
起業して新しい世界をつくる
医療系のベンチャービジネスを展開する医師が実績を挙げているのは周知の事実です。事業そのものすべてにドクターマイルストーンが関与することはできませんが、起業に当たって必要なプレイヤーのアレンジやリソースの準備を行う支援、ファンディングといったバックオフィスの業務についてサポートを行います。
こんなビジネスをしたいというアイデアに優位性があれば、賛同するパートナーを集めることも可能です。勤務医でありながら、開業医でありながら、他の活動を行いつつ起業にチャレンジしたいという医師のためにも一定のフィールドが用意できる仕組みをつくっていきたいと考えています。
海外で働いてみる
ドクターマイルストーンは、運営サイドでいくつかの医療領域で海外への進出を考えており具体的な活動を行っています。会員のためにもニーズに応じ、そのながれのなかで海外で働く環境づくりを行うことが可能です。また、実際に海外で働く医師とのコンタクトや協業も視野に入れながら活動していきたいと考えています。日本の医療に悲観しているのでもなく、海外の医療に大きな魅力があるのでもなく日本が積み重ねてきた質の高い医療を海外に展開することや、海外からの患者受入れを行うことは時代の要請であり必然だと理解しています。さまざまな理由により医療のあり方が変化していることや、医療領域のすそ野が広がっていることから海外で働くことや、日本において外国人のために医療を行う、アウトバウンドやインバウンドは益々盛んになってきます。このような環境に身を置くことを目標とする医師にとってもドクターマイルストーンは機能します。